Chinchilla’s blog

チンチラ飼育のきほん

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チンチラの体調不良のサインは?健康チェックのポイントも紹介

チンチラにかぎらず「捕食される側の動物」は、敵に弱みを見せないために病気を隠す傾向があります。

 

そのため飼い主さんが異変に気付いたときには、かなり症状が進行していることも珍しくありません。

 

大切なチンチラを守るためには、小さなサインを見逃さないことが重要です。

 

この記事では、チンチラが見せる体調不良のサインや、日々の健康チェックで意識したいポイントについて解説しました。

 

チンチラを飼っている方や、これからお迎え予定の方は、ぜひ参考にしてみてくださいね^^

チンチラの体調不良のサイン

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チンチラが体調不良のときは、次のようなサインを出すことがあります。

 

  • ごはんを残す
  • うんち、おしっこが異常
  • 暑がっている
  • 元気がない

 

それぞれについて補足しましょう。

 

ごはんを残す

牧草やペレットの食いつきが悪かったり、食べても少しだけ…という場合は危険です。

 

普段は大好きなおやつやサプリも残すなら、かなり具合が悪いのかもしれません。

 

食欲がないだけだと、つい「様子見しよう」となりがちですが、翌日はもっと元気がなくなることも考えられます。

 

1日でもおかしいと感じたら、病院に連れて行きましょう。

 

うんち、おしっこが異常

チンチラは「うんちはたくさん、おしっこは少なめ」が基本です。

 

うんちは1~2㎝の円柱型で、硬さがあるのが正常。

 

おしっこは透明~黄色で、時間が経つとオレンジ色になります。

 

いつものうんちとおしっこを覚えておき、それと比べて異常が見られたらすぐに病院に行きましょう。

 

参考記事:

chinchilla.hatenablog.jp

 

暑がっている

もともと涼しいところで暮らしていたチンチラは、日本の暑さが苦手。

 

適温は17~22℃で、26℃くらいを超えると熱中症のおそれが出てきます。

 

チンチラが暑がっているときは、耳でわかることが多いです。

 

正常時の耳は白っぽく、血管も細く見えます。

 

しかし暑いときの耳は、血管が拡張し赤く見えます。

 

触ってみると正常時より暖かく、やわらかく感じるでしょう。

 

夏場は特に熱中症になりやすいので、冷房で環境の温度を調整することが大切です。

 

参考記事:

chinchilla.hatenablog.jp

 

元気がない

小動物は体調不良を隠そうとする習性がありますが、それでも何かしらのサインは見られるもの。

 

  • 目をつむっている
  • 丸まっている
  • ケージの奥のほうにばかりいる
  • 散歩の途中で帰る
  • 名前や好きな食べ物に反応しない
  • やたら寝相を変えたり、寝たり起きたりと落ち着かない
  • いつものルーティンをしない

 

このようなときのチンチラは、明らかに元気がありません。

 

飼い主さんが「いつもと違うかも…」と思ったら、その予感は大体あたっています。

 

「とりあえず様子見しよう」ではなく、なるべく早めに病院に行きましょう。

チンチラの健康チェックのポイント

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チンチラの体調不良にいち早く気付けるよう、毎日の健康チェックを日課にしましょう。

 

以下で、ボディチェックのポイントをご紹介します。

 

視力はあまりよくないですが、元気なときは目ヂカラがあります。

  • 焦点が合っているか
  • 涙や目ヤニが出ていないか
  • 目をつむってばかりいないか

 

をチェックしましょう。

 

チンチラは優れた聴覚の持ち主。

 

健康な耳は、毛がきれいにしっかり生えています。

 

  • 乾燥してガサガサしていないか
  • やたらと掻いていないか
  • 白っぽくガビガビしていないか

 

などをチェックしましょう。

 

鼻の穴は、閉じたように見えます。

 

聴覚同様、優れた嗅覚を持っています。

 

  • 鼻の穴が動いているか
  • 鼻水でカピカピしていないか

 

をチェックしましょう。

 

口まわり

歯の色は、黄色~オレンジ色が正常。

 

ヒゲの感覚を大事にしています。

 

  • 半開きになっていないか
  • よだれで濡れていないか
  • 口まわりが切れていないか
  • 食べ方がおかしくないか

 

などを確かめましょう。

 

手と足

チンチラの手と足の裏には、毛が生えていません。

 

ですので、不衛生だったり衝撃の多い生活をしているとトラブルのもとになってしまいます。

 

  • タコや赤みはないか
  • 手や足をかばったり、引きずっていないか
  • 手や足が変な方向を向いていないか

 

をチェックしましょう。

 

被毛

チンチラの魅力といえば、フワフワの毛。

 

細くやわらかい毛が、みっしりと生えています。

 

野生時からの習性で、衝撃を加えられると、その部分の毛を落として逃げます。

 

  • ハゲ、毛玉、汚れはないか
  • 毛ヅヤがよいか
  • 毛量が減っていないか

 

を観察しましょう。

 

全身

モフモフの毛におおわれていて、中身がわかりづらいチンチラの体。

 

スキンシップをとりながら、手で触って健康チェックをしましょう。

 

  • 筋肉はついているか
  • お腹はふくらんでいないか
  • 体重の増減はないか

 

を確認してくださいね。

 

生殖器

性器と肛門の間が、長いのがオス、短いのがメスです。

 

メスはその間に膣口があり、発情期以外は閉じています。

 

オスの睾丸は、肛門の左右にあります。

 

メスの場合は

 

  • 出血がないか
  • 白や透明のおりものが大量に出ていないか
  • おりものに嫌なニオイがないか

 

をチェックしましょう。

 

オスの場合は

 

  • 睾丸が両方あるか、片方が腫れたりしていないか
  • 毛がからんだり、傷ついていないか

 

をチェックしましょう。

 

しっぽ

しっぽの毛だけ硬くて太いです。

 

バランスをとったり、感情表現をするのに役立ちます。

 

  • 毛が生えそろっているか
  • 付け根がハゲていないか
  • おしっこで汚れていないか

 

をチェックしましょう。

チンチラが見せるサインで体調不良を見抜こう!

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チンチラは、ほかの小動物と同様に「病気を隠そうとする」傾向があります。

 

症状が悪化する前に、できるだけ早く体調不良に気づくことが大切です。

 

チンチラの見た目や行動に目を配り、いつもと違うところがないか日々確認しましょう。

 

“適切な健康チェック” を毎日のルーティンにしてくださいね^^